【連載コラム7】「思いがけない妊娠と向き合うとき ~心の声を聴き、納得できる選択をするために~」

「妊娠しました」
その一言が、喜びよりも戸惑い、不安や恐れを呼び起こすことがあります。
思いがけない妊娠――それは、誰にでも起こりうる出来事です。

このコラムシリーズは、助産師として、そして心理カウンセラーとして多くの女性の声に触れてきた私が、
「妊娠にまつわる複雑な気持ち」や「どうにも言葉にしにくい心の葛藤」を、そっとすくい上げて届けたいと思って書いたものです。

選択を迫られたとき、人は「正解」を探そうとします。
けれど、妊娠にまつわる決断には、白黒はっきりつけられないグレーな領域がたくさんあります。

一人ひとりに、違う背景があって、違う悩みがあって、
どの選択にも、簡単には語れない「物語」がある。

この5本のコラムでは、そんな「語られにくいけれど、たしかにそこにある声」を大切にしたいと思いました。

【第1回】「まさか私が…」―思いがけない妊娠と向き合った瞬間

予期せぬ妊娠がわかった瞬間の、揺れ動く心。
「どうしよう」「誰に相談したらいいの」そんな不安の中で立ち止まっているあなたへ

【第2回】「産みたいけれど、産めない」葛藤の真ん中で

気持ちは「産みたい」――けれど、現実がそれを許さない。
環境や関係性、過去の経験…。その狭間で揺れる気持ちを丁寧に見つめます。

【第3回】「現実を前に立ちすくむ」―年齢・お金・将来の不安

「本当に産めるのか」「この子に幸せな未来を与えられるのか」
現実的な条件の重さに、心が押しつぶされそうなときに読んでほしい一編です。

【第4回】「中絶という選択」―苦しみと向き合うこと

誰にも話せないまま、ひとりで涙を流していませんか?
中絶を経験した方の声とともに、「選ばざるを得なかった選択」をどう心の中に受けとめていくかを考えます。

【第5回】「どんな選択でも、前を向けるように」―自分自身との対話

人生は続いていきます。選んだあとを、どう生きていくか。
後悔ではなく“納得”を育てること――それは自分との対話から始まります。


すべての女性の「声にならない思い」に寄り添いたくて

私は長年、助産師として妊娠・出産の現場に立ち会ってきました。
そして今は心理カウンセラーとして、心の中にある「見えない痛み」や「言えない苦しみ」に耳を傾けています。

このシリーズは、
「誰にも言えないけど、本当は誰かに聴いてほしい」
そんなあなたのために、心を込めて書きました。

あなたが今、どんな選択を前にしていても、どんな過去を抱えていても、
このコラムが少しでも心を軽くする一助となれば幸いです。

どうかひとりで抱え込まないでくださいね。
もし、言葉にできない気持ちを誰かに聴いてほしいと思ったら――

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あなたのペースで。あなたらしく。
これからの人生を歩んでいけますように。