安心して愛されるには、まず自分を信じることから〜自己信頼とパートナーシップの深いつながり〜
「こんな私を、本当に愛してくれるのかな」
「どうせ私なんて、また嫌われるんじゃないか」
そんなふうに、不安や疑いの気持ちが消えずに
相手の言葉や態度を必要以上に深読みしてしまう。
すると、ちょっとしたことで落ち込んだり、
試すような言動を繰り返してしまったりして、
結局 自分から関係を壊してしまうこともあります。
今回は、助産師・心理カウンセラー・結婚カウンセラーとしての立場から、
「安心して愛されること」と「自己信頼」との関係について考えていきます。
信じたいのに、信じられない
愛されたいのに、愛されていると感じられない。
それは、相手の問題ではなく、自分自身の「自己信頼」の問題であることがあります。
相手がどんなに「好きだよ」「大切だよ」と言ってくれても、
「でもそれって、本音じゃないかもしれない」
「そのうち嫌われるかもしれない」
という不安が湧いてきてしまう。
それはきっと、過去に自分の思いが否定された経験や、
「どうせ私なんて」と思ってしまう深い自己不信 があるからかもしれません。
安心して愛されるには、「自分を信じること」が不可欠
パートナーとの関係の中で安心を感じるには、
相手を信じるだけでなく、「自分は愛されるに値する存在なんだ」という感覚がとても大切です。
つまり、自分の存在価値を、自分でちゃんと認めてあげられるかどうか。
「私は大丈夫」「私は愛されてもいい」
その確信が少しでも持てるようになると、
相手の言葉や行動に一喜一憂せず、関係がずっと安定していきます。
自己信頼ってどう育てるの?
自己信頼は、一気に育つものではありません。
でも、こんな小さな積み重ねで育てていくことができます。
- 感情を感じてもいい、と自分に許す
- 「こうしたい」と思った自分の感覚を信じて動いてみる
- 誰かの言葉よりも、自分の心の声に耳を傾ける
そして何より、
「うまくいかなかった自分」を責めないこと。
失敗したとしても、傷ついたとしても、
「それでも自分を見捨てずにいてあげる」
そんな自分との信頼関係が、パートナーシップにも深く影響していきます。
あなたに問いかけてみたいこと
- 誰かに愛されているとき、素直に受け取れていますか?
- 愛される価値が、自分にあると感じられていますか?
- あなたは、あなた自身を信じていますか?
まとめ:あなたがあなたを信じることが、愛の土台になる
パートナーシップの中で、
安心して甘えることも、心を開くことも、
すべては「自己信頼」という土台のうえに成り立っています。
だからこそ、まずはあなたが、あなた自身の気持ちに正直に、やさしく、寄り添ってあげてください。
次回はいよいよ最終回。
「もう壊さなくていい。心でつながる関係を目指して」
――長年続けてきた不器用な愛し方を手放して、新しい一歩を踏み出すときです。
もう壊さなくていい。心でつながる関係を目指して〜「不器用な愛し方」を手放していくプロセス〜