「自分で選んだ」と思えないときに

「選んだのに、納得できない」ってダメなこと?
まず、最初にお伝えしたいのは、
✔️ 自分で選んだはずなのに、あとから迷ってしまう
✔️ 「本当にこれでよかったのかな…」と考え続けてしまう
✔️ うまくいかないと、「やっぱり間違ってた」と思ってしまう
…これは 「意志が弱い」わけでも、「自分が未熟」なわけでもありません。
これはとても自然な心の反応ですし、「過去の選択=その人の価値」ではないということを、まず心に留めておいてくださいね。
「自分で選んだ」と思えない理由は、主に3つ
多くの人が「自分で選んだ」と思いにくい背景には、以下のような要素が絡んでいます。
① 選択する前に、“ 自分の気持ち ”を整理できていなかった
→ 本心にフタをしていた/焦って決めた/周囲の期待に沿った
② 選んだ後、うまくいかないと「間違えた」と感じてしまう
→ 結果が悪いと、選び方そのものが否定された気持ちになる
③ 「どんな自分も大丈夫」と思える “ 自己信頼 ”が育っていない
→ 失敗=価値がないと感じてしまう
納得感を育てるための3つの視点
では、どうすれば「納得感」を少しずつ育てていけるのでしょうか。
ここでは、自信がないと感じている人にも使える3つの視点をお伝えします。
①「どんな結果でも、“ あのときの自分 ” を否定しない」
選択の「結果」がどうあれ、“ あのときの自分 ”が一生懸命考えて出した答えだったことは、変わりません。
たとえば失敗や後悔があったとしても、
「あのときの私は、“ そのときできる最善 ”を尽くしていた」
「今の視点では見えることが、当時は見えなかっただけ」
と受けとめることが、納得感の土台になります。
自信は、「いつも正しく選べる」ことからではなく、
「間違っても、自分を嫌いにならずにやり直せる」ことから育っていきます。
②「“ 選び方のプロセス ” に自信を持つ」
結果だけにフォーカスすると、うまくいかなかったときに後悔が残ります。
でも、「選び方のプロセス=どんな風に決めたか」は、自分の力で整えていける部分です。
たとえば、
- 無理に急がず、時間を取って考えたか
- 周囲の声だけでなく、自分の気持ちを確認したか
- 不安や違和感をごまかさず、正直に向き合ったか
こうしたプロセスに丁寧に取り組めていたたなら、
たとえ結果が揺れても、「私はよく考えて選んだ」と納得感を作れるはず。
③「どんな結果でも、意味づけは “ 自分で決めていい ”」
ある選択の先に何が起きても、
それをどう意味づけるかは、自分で選んでいいのです。
たとえば、「別れた=失敗」ではなく、
「その選択があったから、本当に大切な価値に気づけた」と捉えることもできる。
人生において、「完璧な正解」はないかもしれない。
でも、「自分にとって意味のある選択」には、どんな道も変えていけるのです。
自分一人では整理しきれないときは…
不安やモヤモヤの中にいるときって、
自分一人では気持ちを整理するのが難しかったり、
どこから考えたらいいのかすら、わからなくなってしまうこともありますよね。
そういうときは、「安心して話せる場」の存在がとても大きな支えになります。
あなたのペースで、あなたの言葉で。
「こういう風に思ってしまう自分はダメなんじゃないか」なんてジャッジせずに、
ただ気持ちを言葉にしていく時間。
カウンセリングは、そんな場所でありたいと私は思っています。
◆ “ 人生の選び方 ”に、絶対の正解はない。でも…
自分の選んだ道に、あとからでも「意味を見出す力」。
それが、自分らしく人生を歩んでいくための大きな支えになります。
あなたが、過去の選択を責めるのではなく、
「よくここまで来たね」と、自分に優しく声をかけられるようになる。
そんな心の在り方を、一緒に育てていけたらと思っています。

もし、誰かと一緒にゆっくり整理してみたいと感じたら、
ぜひお気軽にご相談くださいね。
あなたの歩む道に、「あなたなりの納得」が育っていきますように。
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