【連載コラム10】不器用な愛し方をやめたいあなたへ 〜「試し行為」を手放し、安心して愛し合うために〜

「もういいよ」
「どうせ私なんか」
「だったら、もう終わりにしよう」

本当は、ただ愛されたいだけなのに──

寂しい気持ちや甘えたい気持ちをうまく伝えられず、つい相手を試すような言動をしてしまう。
そんな “ 心のクセ ” に あなたは思い当たることはありませんか?

このコラムは、助産師、公認心理師、結婚カウンセラーとして日々多くのカップルや夫婦の悩みに向き合っている私が、現場で繰り返し目にする「関係を壊したくないのに、壊してしまう」不器用な愛し方について、少しずつ紐解いていく連載です。

関係のすれ違いには、必ずと言っていいほど「自分を守ろうとする愛し方」が潜んでいます。
その背後には、過去の傷つき体験や、自分を否定された経験、安心して頼ることができなかった環境など、さまざまな背景があります。

この連載では、そうした背景を丁寧に見つめながら、
「もう、試さなくていい関係」を築くためのヒントを、具体的な言葉と問いかけでお届けしていきます。

読むだけで、自分の癖に気づけたり、「ああ、私だけじゃなかったんだ」と思えることもあるかもしれません。

カウンセリングを受ける前に、自分の中で何かの “ 理解 ” や “ 腑に落ちる感覚 ” を得ていただけたらという思いで綴っています。


連載テーマ一覧(全7回)

  1. 第1回:『もういいよ』の裏にある、ほんとうの気持ち
    〜愛されたいのに、素直になれないとき〜
  2. 第2回:なぜ「終わりにしよう」と言ってしまうのか
    〜試し行為で関係を壊してしまう前に〜
  3. 第3回:「寂しい」が言えない理由
    〜察してほしい気持ちと、伝えることの難しさ〜
  4. 第4回:愛されたい気持ちが強すぎて、相手を責めてしまうとき
    〜自分で自分を置いてけぼりにしていない?〜
  5. 第5回:怒りの奥にある「ほんとうの悲しみ」に気づく
    〜ぶつけるより、見つめるという選択〜
  6. 第6回:安心して愛されるには、まず自分を信じることから
    〜自己信頼とパートナーシップの深いつながり〜
  7. 第7回:もう壊さなくていい。心でつながる関係を目指して
    〜「不器用な愛し方」を手放していくプロセス〜

毎回のコラムでは、感情の奥にある声や、関係の中で起きやすい “心のすれ違い ”を丁寧に扱いながら、気づきと実践につながる問いかけも添えていきます。

「どうしてこんな風にしてしまうんだろう」
「私はどうしたら、もっと素直に愛される自分になれるんだろう」

そんな問いを持つすべての方に、そっと寄り添うような連載でありたいと思っています。

よかったら、あなたも一緒に、ご自身の内側にある “ ほんとうの気持ち ” を見つめてみませんか。