「いつになったらここから解放されるのだろう」と思ったら

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みなさん こんにちは。
【夫婦問題専門】関係修復カウンセラー の 佐々木 陽子です。

心理カウンセラー「公認心理師」であり、結婚相談所の「結婚カウンセラー」でもあり、
妊娠・出産という家族の一大イベントに身近に寄り添う「助産師」という
異色の肩書きを持つ カウンセラーです。

ママの バーンアウト(燃え尽き症候群)が急増中

今日は、バーンアウトについてお話したいと思います。
バーンアウトとは、日本語では「燃え尽き症候群」と呼ばれています。

これまで熱心に仕事をしてきた人が、突然やる気を無くし、無気力になってしまう状態を言います。

これは、真面目で仕事熱心な人、完璧主義で、理想が高く使命感が強い人などに見られやすく、医療や福祉、教育など対人援助に関わる職業人に多く見られると言われていましたが、最近では ”Mom burn out”といって、ママの燃え尽き症候群も問題になりました。

実際のカウンセリングの相談でも、ママの燃え尽き症候群は急増しているように思います。

子育てや家事、仕事などに終われる毎日。
子育ても思い通りにならならず、パートナーの理解、支えもなく、一人で目まぐるしく過ごす日々。
頑張っても、頑張っても、報われず、先の見えない状況に八方塞がり。
出口が見えず、もう全てを捨てて逃げ出したい・・・
このまま消えてなくなりたい・・・

ストレスが過度に溜まりすぎて、そんな思いになっている方、多いのではないでしょうか。

とにかく疲れ果て、無気力。どうでもいいという気持ち。
にっちもさっちも行かず、楽しさや幸せ感も何もない。
誰にも話せず、どんどん動けなくなり、孤独になりながら「全てがどうでもいい」と感じる。
果たしてこのままでいいのだろうか、と感じるが、何から動いたらいいかわからない。

こんな辛い気持ちを、カウンセリングで共有くださる方が多くいらっしゃいます。

自分の気持ちに素直になっていい

自分がやらなければ家庭が回らない、私がいなくちゃ子どもたちが困る・・・・
今、このブログを読んでいる方の中には、そう思って自分にムチを打って「もっとやらなきゃ」「私が頑張らなきゃ」と過ごされているかもしれません。

でも、もうご自身のからだや心はもう無理だよ・・・助けて・・・と悲鳴をあげていませんか。

「もう、全てをやめたい」「ここから逃げたい」

そう思ったら、一旦 今の状況をやめてみていいです。逃げていいです。
あなたが本当に壊れてしまうくらいなら、そうして欲しいです。
子どもは誰かに任せ、預けて、一人になっていいです。

子どもだって、周りの人だって、わかってくれます。
あなたが本当にいなくなってしまうことより、大切なことはないからです。

自分の気持ちに素直になっていい。
自分を大切にしていい。

多分、本当によく頑張ってきたと思います。
誰も褒めてくれなかったけど、あなたはよく頑張っている。
バーンアウトになる人は、本当によく頑張っていると思います。


もうこれ以上、自分を責めるのをやめてください

頑張っていても、「こんな自分ではダメ」「まだやらなきゃ」「もっと頑張らないと」と責めてしまう気持ち、本当によくわかります。でも、頑張っても思うようにならないこともある。なんとかならないこともたくさんあるんですよね。

実際、普段から頑張っている人は、頑張るのが自分の責任だと思っている人が多いように思います。
だからこそ、この場から逃げたりすることは責任放棄のように感じてしまうのではないかと思いますが、それは違います。

一旦全てを投げ出すと、少しずつでも心に余裕ができて、エネルギーが戻ってくることを感じるでしょう。そうしてあなたの心が回復し、元気になって、笑顔になれば、子どもや家族も救われるはずです。決して、責任放棄にはなりません。

もうこれ以上、自分を責めないでください。

むしろ、褒めてあげていいことばっかりなのに、ダメダメ・・・と追い込んでしまっては、
自分をネグレクトしているのと同じです。

助けを求めましょう

普段から自分を責めて、追い込んでいる人は、なかなか弱音を吐くことができません。
友達や家族へも話せず、どんどん孤独になっていきます。
何から始めたらいいのかわからず、身動きがとれないほど がんじがらめの状態になっている方もいます。

そんな時は、専門家に助けを求めましょう。
友達や家族でもないので、遠慮する必要はありません。
ご自身のありのままの気持ちをそのまま曝け出していいです。

心理カウンセリングでは、自分の気持ちをそのまま吐き出すだけで、寄り添ってくれる人がいるというだけで救われる体験があります。

ただ話を聞いてもらうだけなのに、お金を払う必要があるだろうかと思われる方もいるかもしれませんが、専門的に聴くこと(傾聴)を学んだカウンセラーに一度話を聴いてもらうと、すーっと気持ちが軽くなるという人が少なくありません。

カウンセラーもあなたのその苦しさにどっぷりと一緒に浸かり、あなたの荷を一緒に負います。

あなたのその苦しみ、辛さ、逃げたい気持ち、どうぞお話ください。