みなさん こんにちは。
【夫婦問題専門】関係修復カウンセラー の 佐々木 陽子です。
心理カウンセラー「公認心理師」であり、結婚相談所の「結婚カウンセラー」でもあり、
妊娠・出産という家族の一大イベントに身近に寄り添う「助産師」という
異色の肩書きを持つ カウンセラーです。
今日は「不妊治療中の夫婦のメンタルを保つ秘訣とは」というテーマでお話していきたいと思います。
不妊治療中の夫婦のメンタル
不妊治療のため病院へ受診すると、年齢にもよりますが最初はタイミング療法から始まることが多いのではないかと思います。そうなると、排卵日を特定し、そのタイミングに合わせて「はい、今日 ご夫婦で仲良くしてください」と言われたりして、「え!?」とびっくりされる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
タイミング療法にしても、人工授精にしても、体外・顕微授精にしても、事前に検査をしたり、何度も通院して、突然「この日にしましょう。旦那さんは、精子を持ってきてくださいね。」などと言われる。
ある意味、こちらの仕事やメンタル状況など関係なく指示されることに戸惑う方は多いのではないかと思いますが、治療費用も昨年から保険適用になったとは言え、出ていく出費も考えると、このタイミングを決して無駄にはできない・・・と思えば思うほど、余裕がなっていきますね。
特に女性は、このために血液検査をしたり、内服治療や毎日の自己注射などをしているわけで、余計気持ちもナーバスになります。また副作用で、思うように仕事や家事ができなくなってしまう人もいると思います。
一方、男性には薬の影響などないため、直接的な体の変化はないかもしれませんが、それでも妻からの圧は何か感じている… 日々の仕事も忙しく、帰宅後の妻からのプレッシャーで、タイミングよく仲良くすることや、精子を採ることもできないような状況もあるのではないかと思います。
このように不妊治療を始めると、夫婦にとって精神的な負担はとても大きくなります。女性側は身体的な負担だけでなく、心の負担を抱え、メンタルに影響を及ぼすだけでなく、男性側もまたそれにつながる負担を抱えることが多いため、不妊治療中における、夫婦揃ってのメンタル維持はとても重要なことだと思います。
夫婦のメンタルケア
ここで、夫婦のメンタルケアを保つ4つの秘訣をお伝えしようと思います。
- コミュニケーションの重要性
- 夫婦はお互いの感情や立場を理解し合えるように、二人の気持ちや考えを伝えられる場を設けることが大切です。女性側は「これくらい察してよ…」という気持ちになりかねませんが、男性には きちんと言葉で伝えなくてはわかりません。男性も解決思考ではなく、気持ちを聞く、ということを心がけながら、話をお互いに聞いてみましょう。不妊治療によるストレスや不安をシェアし合い、支え合っていけたらいいですね。
- 専門家のサポートを受ける
- 夫婦だけで、コミュニケーションをしっかり取ることが難しいことは多いと思います。それは、夫婦のコミュニケーションの方法を学ぶ場がないので致し方のですが、せっかくのチャンスですから、夫婦のコミュニケーションを学べると、より夫婦の絆が深まると思いませんか?また、なかなか自分の気持ちをどう伝えたらいいかも、本当の自分の気持ちを感じにくい方もいると思いますので、心理療法を用いたカウンセリングで専門家のサポートを受けられるといいと思います。
- 趣味やリラックスの時間を持つ
- 治療に追われる日々の中ででも、夫婦それぞれがリラックスできる時間を持つことが大切です。これも大切なのは、自分勝手に一人で自分だけ楽しまないということ。女性側は楽しみたくても、薬などの影響で身体が思うように動けない場合もありますから、相手への配慮を忘れずに。また思い切って、治療を一度おやすみさせて、二人で旅行に出かけるなどもありだと思います!
- 情報収集に注意する
- インターネットやSNSから得られる情報は、正しいものとは限りません。間違った情報に惑わされて、どうしよう…と悩まれる方も多く見受けます。信頼できる情報源を選ぶことも重要ですが、病院の医師や専門家に聞くのが一番の近道だと私は思います。
二人の子どもがほしい!と願って不妊治療を始めたはずなのに、不妊治療中に起こる 夫婦の喧嘩、すれ違いから、目標を見失ってしまう方も少なくありません。まずは、何かあった時、お互いに、何のためにこの治療をしようと思ったのか、この原点に戻ることも必要です。そして、そのためには夫婦でのコミュニケーションを大切にして、お互いの感情に寄り添うこと、夫婦でストレスを軽減し合い、夫婦で乗り越えることができれば、終わりが見えない不妊治療でも前に進めるのではと思います。
「夫婦関係」問題解決カウンセリングでは・・・
助産師であり、心理カウンセラー(公認心理師)である カウンセラーが、二人が抱える問題について(もしくは一方だけでも)一緒に向き合い、どのような夫婦のコミュニケーション方法をとることがいいのか、どのような方法でこの不妊治療に向き合うことができるのかなど、一緒に考えながらサポートしていきます。
先の見えない不安な道のりだからこそ、一緒に伴走してもらえる 専門家がいると安心ではないですか?
まずは、あなたがこのご夫婦、ご家族におけるどんな未来を想像するのか、
そのための今の状況をどうやって改善したらいいのか ゆっくり考えてみませんか?