男性脳・女性脳の違いから見る結婚生活の秘訣とは

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みなさん こんにちは。
【夫婦問題専門】関係修復カウンセラーの 佐々木 陽子です。

心理カウンセラー「公認心理師」であり、結婚相談所の「結婚カウンセラー」でもあり、
妊娠・出産という家族の一大イベントに身近に寄り添う「助産師」という
異色の肩書きを持つ カウンセラーです。

今日は 【男性脳・女性脳から見る結婚生活の秘訣】についてお話したいと思います。

結婚生活の秘訣とは

私は婚活者を応援する結婚相談所での結婚カウンセラーとしても活動していますが、婚活をしていると結婚できることがゴールになってしまうことが多いですが、結婚って実はそこからが長い道のりですよね。(この長い道のりを考えた婚活のあり方についても、また別でお話したいと思います)

夫婦一緒に過ごす結婚生活は、長い人生の中でも最も重要な時間の一つですが、この結婚生活の秘訣は「お互いを尊重し、理解することに尽きる!」です。

男性と女性の性格や考え方の違いからくる すれ違いについて

カウンセリングでご相談をされるみなさんは、「価値観が真逆すぎて」とか「本当に意見が合わないんです」ということに悩み、離婚というワードが頭をよぎると言います。そして「もっと価値観が合う人だったら…」とも言われますが、一緒に生活する中で、価値観や意見が異なることは避けられません。それは、完全に一致する相手なんて いないからです。

でも、男性と女性の性格や考え方の違いからくる すれ違いも少なくありません。

男性脳と女性脳の違いは色々ありますが、簡単に 以下のような違いがあります。

  • コミュニケーションスタイルの違い
  • 感情表現の仕方の違い
  • 話す目的の違い

コミュニケーションスタイルの違い

男性と女性のコミュミケーションのスタイルの違いは、とても関心深いものがあります。
男性脳の場合、「問題解決」「具体的な解決策」を求めていることが多く、女性脳の場合は、「共感」や「感情の共有」が重要で、話を通して感情を表現し合うコミュニケーションスタイルをとることが多いです。

よくある夫婦の日常ですが、仕事帰りの夫を待っていた妻は、夕食時に色々なコミュニケーションを通して夫婦の愛情を感じたいため、今日1日あったことを、ああでもない、こうでもないと話していきます。が、疲れている夫は「だから何?」「何が言いたいの?」「結論は?」「こうしたらいいんじゃない?」と冷たくあしらわれ、シュン…としてしまったり、怒り爆発!!ということもあるかもしれません。

夫は、要点のない話をまとめたがり、問題解決の提案をしてしまいたくなりますが、妻はそんなことを求めていません。妻が求めているのは夫からの共感や理解である場合が多く、このような違いを知らないだけで、すれ違いが起こるのです。

感情の表現の仕方

男性は、自分の感情を表現することを避ける傾向があります。プライドもあり、特に弱さや脆弱性を見せることを避けたがり、パートナーにもあまり見せないと言われています。他人の助けを求めずに自れを頼りできることが、男性の価値観の一部とされることがあるからです。

一方、女性は感情を直接表現することが多く、共感や理解を得ることで幸せを感じたり、価値を感じること傾向が高いです。

これもよくあるあるですが、夫婦で何か問題にぶつかった時、男性脳は自分一人で問題を解決しようと行動に出るため、妻への相談もないまま勝手な結論を出してしまい、それを知った妻とぶつかるケースがありますね。女性脳は、問題解決だけが重要ではなく、感情や考えをシェアしてもらいながら、一緒に問題に取り組みたいと思っているからです。

話す目的の違い

男性は、情報を伝えるためだけに話す、というスタイルが多く、具体的な要点に焦点を当てていることが多いかもしれません。一方、女性はたわいもないコミュニケーションであったとしても、そこから関係を築くことを重要視しており、感情や経験を共有したいと考えています。

最近は、LINEやメールなどでのやり取りでもトラブルが絶えませんね…
男性脳では、LINEやメールなどでは必要な要件だけ伝えられればと考えてしまいます。

帰宅連絡の例を見ると・・・
夫「◯時◯分に帰宅します」
妻「お仕事お疲れ様〜^^ お腹すいた? ご飯温めて待ってるから気をつけて帰ってきてね♡」
夫「了解!」
妻「・・・・」

ここからも、話す目的の違いを感じられるでしょうか。
感情や気持ちの共有を大切にしたい女性脳からすれば、この要件だけの夫からの連絡は、もっと相手への思いやりや労いの言葉はないの?と不満に感じてしまう一つのきっかけになってしまいます。

お互いを尊重し、理解すること

最初にもお伝えましたが、結婚生活の秘訣は「お互いを尊重し、理解すること」 これに尽きます!
男性脳、女性脳の違いを知ること、そしてそれを認め合うことで、不要なトラブルを避けることができます。

結婚生活は日々の積み重ねですから、お互いの愛情を深め合うためには、些細なことでも感謝の気持ちを忘れずに伝えること。そして、日常の中での些細なことにも気づいて感謝の言葉をかけることで、お互いの絆がより深まるでしょう。

カウンセリングでは・・・

日常的なすれ違いが大きくなると、なかなか夫婦関係も修復が大変になってきてしまいます。そのために、早めに夫婦の相互理解が必要です。時として、カウンセラーは男性脳と女性脳からくるコミュニケーションの違いについて、翻訳するような形でパートナーの気持ちを代弁することがあります。そうすることで、この言葉だけを受け取っていたけれど、実際パートナーが思っていたことはこういうことだったんだ、と理解することができ、安心して夫婦関係を送ることができるようになります。

なかなか渦中にいると見えないこともたくさんありますが、夫婦のしこりをほぐす、というマッサージのような目的で専門家をうまく活用し、早めのしこり対策を行うことをお勧めします。

夫婦カウンセリングなどでは、コミュニケーションについても一緒に学ぶため、夫婦間で冷静な会話ができ、穏やかな気持ちで過ごせるようになると思います。